SoweSter豊里です。
今回は、ブリーチのメンテナンスについて書かせて頂きます。
今回は、根本の伸びてきた新生毛(黒い部分)をブリーチでリタッチをしてその後に全体的にカラーをしました!

ブリーチは髪の色素を削って、今まで見えなかった透明感ややわらかさを引き出してくれる技術ですが、その綺麗は一度作っただけでは続きません。
その一方で、時間の経過とともに根元は伸び、毛先は褪色し、髪の中にある色のバランスは少しずつ崩れていきます。
今回のお客様も、前回のブリーチデザインから時間が経ち、根元の黒い部分と、毛先に残る黄味・淡く抜けたベージュが少しずつ分離して見えやすい状態でした。
それは失敗でも劣化でもなく、ブリーチをしている髪ならごく自然な変化で、その自然な変化をそのままにしておくと、髪全体の印象は“デザイン”から少しずつ離れていってしまいます。
だからこそ、ブリーチカラーにはメンテナンスが必要です!
ブリーチ毛のメンテナンスで難しいのは、同じ薬を全体にのせれば綺麗になるわけではないというところです。
新しく伸びた根元と、何度もシャンプーや紫外線を経てきた毛先では、髪の体力も、色の入り方も、抜け方もまったく違います。
根元には根元の仕事があり、毛先には毛先の仕事があり、その違いを無視してしまうと色ムラや沈みすぎ、不自然な濁りにつながってしまいます。
今回はそうした履歴差を見極めながら、黄味を無理に押さえ込みすぎず、透明感を残しながらやわらかく見える領域で色味をコントロールしました!
黄味は悪者ではありませんが黄味の“残り方”を間違えると、途端に雑味になってしまういます。
逆を言えば、補色の入れ方や明度設定が適切であれば、やわらかさや艶感に変換することができます!
ブリーチをされている方の中には、色が抜けてきた瞬間に「もう傷んで見える」「だらしなく見える」と感じてしまう方も少なくありませんが、実際は髪が悪くなったわけではなく、今の状態に対して必要なメンテナンスがまだ入っていないだけ、ということもとても多いです。
ブリーチは、派手になるためだけの技術ではなくその人らしさを引き出したり、やわらかさを見せたり、繊細に扱えば扱うほど、女性らしさや品まで映してくれる技術だと思っています!
