紫外線と髪の毛について (SoweSter汐留)

SoweSter 豊里です!

紫外線が強くなる季節がやってきましたね。今回は、「なぜ紫外線で髪が傷んだり、色が抜けるのか?」について書きたいと思います。

紫外線とは?

紫外線は英語で「ultraviolet(UV)」と呼ばれ、波長の長さによって主に3つに分類されます。

• UV-A(95%以上):肌や髪にじわじわとダメージを与えます。窓ガラスも透過します。

• UV-B(約5%):皮膚や目に強い影響を与え、髪にもより有害とされています。日焼けや皮膚がんの原因にも。

• UV-C:オゾン層で吸収されるため、地表には届きません。

特に UV-AとUV-B が私たちの髪や肌に悪影響を及ぼします。

髪の毛は、ケラチンというたんぱく質でできており、その中の「メラニン色素」が紫外線を吸収し、頭皮や髪を守っています。

紫外線を浴びすぎると…

• メラニン色素が壊れる

• 髪内部のアミノ酸が酸化

• ケラチンがダメージを受ける

この結果、髪の毛が痛みパサつきや色抜けが起きてしまうのです。

紫外線は、特に 5月~9月 にかけて強くなるので髪の毛用、肌用の日焼け止め日傘の利用を心がけてみてください。

縮毛矯正と色抜けについて (SoweSter汐留)

SoweSter汐留の豊里です!

今回は、施術中にお客様から縮毛矯正をすると、髪の色が明るくなるのはなぜですか?と質問されたのでその理由をわかりやすくご説明します。

実は、縮毛矯正に限らず、パーマをかけた時にも髪が明るく見えることがあります。これ、経験したことがある方も多いのではないでしょうか?

その理由をわかりやすくご説明します。

原因①:薬剤によるキューティクルの開きとメラニンの流出

縮毛矯正やパーマをかける際には、まず「1液」と呼ばれる薬剤を使用します。これは髪の内部構造(結合)を一時的に断ち切り、髪の形を変えるために使われるものです。

この1液はアルカリ性で、髪の表面にあるキューティクルを開かせて、薬剤を内部まで浸透させる働きがあります。

この時、髪に元々あるメラニンという色素がわずかに流れ出てしまうことがあり、これが髪が明るく見える一因となっています。

原因②:髪のタンパク質の損傷と光の反射率の変化

薬剤のアルカリ性が強いと、髪の内部のタンパク質がダメージを受けやすくなります。これにより髪の表面がざらついたり、傷んだ状態になると、光の反射の仕方が変わり、髪がより明るく見えてしまうことがあります。

これは実際に色が抜けたというよりも、「光の反射の変化で明るく見えている」という現象です。

既にカラーをしている方へ|順番が大切です!

すでにヘアカラーをされていて、これからパーマや縮毛矯正を検討されている方には、ぜひ知っておいていただきたいポイントがあります。

「パーマ・縮毛矯正 → カラーリング」の順番がオススメです!

先にパーマや縮毛矯正をしてからカラーをした方が、色味の持ちや仕上がりの美しさに差が出ます。逆にカラーを先にしてしまうと、薬剤の影響で色が抜けたりムラになってしまうことも。

と言うことで縮毛矯正やパーマをかけると髪が明るくなるのは、キューティクルの開きによるメラニンの流出、髪のダメージによる光の反射率の変化といった要因によるものです。

髪の状態や今後のプランに合わせて、施術の順番や方法をしっかり相談しながら進めていくのがベストです◎

気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね♪