パーマ液の成分 (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

前回パーマの仕組みについて書かせて頂きましたが、今回はパーマの薬剤の成分について書かせて頂きたいと思います。

パーマの1剤には、主にチオグリコール酸(チオ)システアミン(シス)とどちらかを主成分として出来ており、今回はシステアミンについて書かせて頂きたいと思います。

システアミンは、システインの分解生成物で化粧品分類にされており、チオグリコール酸やシステインに比べて髪の毛のダメージの原因になるアルカリをあまり必要としないため髪の毛に対して負担を軽減してパーマをかけられて、さらにアルカリが低い分、既染毛(すでにカラーなどをしている髪の毛)の色落ちが軽減されます。

前回の記事でも書かせて頂きましたが、髪の毛は、シスチン結合と言ってケラチンたんぱく質特有の側鎖結合で、ケラチン主鎖から横に伸び、何本ものケラチン主鎖同士をつないでいる結合で毛髪が成り立っているのですがパーマ剤1剤は、そのシスチン結合を切断して毛髪がロッドに巻かれたり、伸ばされたりすることによって、毛髪の形状が変化して軟化という現象がおこると説明させて頂きましたが、システアミンはチオグリコール酸やシステインよりシスチン結合の減少は明らかに少ないと研究で証明されており、ウェーブの形成に影響の大きい毛髪シスチン結合を効率よく還元しているとされておりダメージを引き起こしにくいことが示されました。

以上システアミンについて書かせて頂きました(^.^)

パーマの仕組み (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

今回はパーマの仕組みについて書かせていただきたいと思います。

パーマのかかる仕組みは、毛髪の微細構造が密接に関係しているので、微細構造からパーマのかかる仕組みを説明します。

前回の縮毛矯正について書かせて頂きましたが、縮毛矯正やパーマの施術にはアルカリ剤を主成分とする1剤と臭素酸塩や過酸化水素を主成分とする2剤と言う薬剤が存在します。

1剤と2剤の働きをもう少し化学的にわかりやすく説明すると、毛髪の主成分はアミノ酸が集まって出来ているケラチンと呼ばれるタンパク質で形成されており毛髪内部には、コルテックスと言って毛髪の中間層部分で髪の内部を形づり、髪の毛の約90%を占める部分で髪の毛にとても大事な部位が存在するのですが、そのコルテックス内は毛髪の縦方向に沿った細長い微細繊維を形成している硬い部分とそれを取り巻くように存在する非定型の柔らかい部分に分かれておりどちらにも、シスチン結合と言ってケラチンたんぱく質特有の側鎖結合で、ケラチン主鎖から横に伸び、何本ものケラチン主鎖同士をつないでいる結合で毛髪が成り立っておりますが、パーマ剤1剤の有効成分であるチオグリコール酸やシステインは、水素を与えることで毛髪中のシスチン結合を切断し、1剤で切断されたシスチン結合は、毛髪がロッドに巻かれたり、伸ばされたりすることによって、毛髪の形状が変化して軟化という現象がおこりこの状態で2剤を作用させると構造が変化した状態でシスチン結合は再結合され硬化します。

このようなメカニズムでパーマは1剤で毛髪内のシスチン結合を還元して切断し、2剤で酸化して再結合させることでかかります。

最後にパーマの起源は、紀元前3000年と言われており、古代エジプトの貴婦人たちは、毛髪に湿った土を塗って木の枝などに巻き付け、天日で乾かし毛髪にウェーブを付けていたと言われており、2001年4月の化粧品基準の制定に伴い、化粧品(洗い流すヘアセット料)でもパーマと同じようなカールやストレートを得ることが可能となった現在まで歴史が非常に長い施術の一つです!!

縮毛矯正について (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

前回癖毛の種類ついて書かせて頂きました。

今回は、縮毛矯正について書かせて頂きたいと思います。

いきなりですが、縮毛矯正とストレートパーマの違いはご存知ですか??

縮毛矯正もストレートパーマも化学の力を利用して髪の毛の内部を根本的に変化させる技術です。

縮毛矯正は強いくせをまっすぐにすることで、ストレートパーマはパーマを落としてストレートに戻したり弱い癖毛を自然に仕上げる施術です。

美容室で行う主な薬剤施術には、大体の施術に1液(First)2液(2nd)と呼ばれる薬剤が存在しており、この1液、2液での役割があり1剤の役割は軟化といって髪の毛を一度柔らかくして髪の毛に形をつけて2剤で酸化させてアルカリなどのダメージ物質を抜く役割があります。

さらに詳しく書かせて頂くと髪の毛は、ケラチンというたんぱく質が主な成分となっているのですが、このケラチンは複数のアミノ酸が複数の結合法則に従って結びつく事で出来ており、縮毛矯正ではこの複数ある結合法則のうちの1つシスチン結合と呼ばれる結合に対して働きかけており このシスチン結合は、複数ある結合法則の中でも強い分類に入る結合で、ケラチンの中でも最も多く含まれているシスチンと呼ばれるアミノ酸がつながっている結合で、 縮毛矯正はまず、このシスチン結合を1剤に含まれている還元剤を使用して切断させて髪にアイロンを使い、直毛になるように形成して2剤を使用してシスチン結合を再結合させる事で、髪が直毛の状態で維持出来るようになるしくみになっています。

縮毛矯正はアイロンを使用するだけで、ストレートパーマもパーマも仕組みは一緒なのです。

まとめて記事にすると混乱しそうなのでパーマについては、次回の記事でしっかりと書かせて頂こうと思います。

縮毛矯正は、アイロンを使用するのですが、ストレートパーマはブローのみでアイロンの使用はしません。

現在でこそ縮毛矯正は、高温アイロンの熱を利用して癖を伸ばしますが、ひと昔前はアクリルのパネルに、毛流を整えるように毛髪をはり付けるパネル技法、コームやストレーナーを用いて毛髪を伸ばすコーミング技法を経て現在、アイロンで縮毛矯正の施術を行なっているのです。

以上、縮毛矯正について書かせて頂きました。

癖毛について (Sowester汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

 今回はクセ毛について書かせて頂きたいと思います。

クセ毛には先天的なクセ毛と後天的なクセ毛があり、 先天的なクセ毛は遺伝や毛髪の成長過程が関係しており、後天的なクセ毛は加齢やダメージが原因になります。

クセ毛には、縮れ毛と呼ばれるアフリカ系の方の髪質に多い縮毛、そして一本の髪の中に大きさの異なる膨らみがあり数珠のように連なっている連珠毛と一本一本の髪の毛がらせん状にねじれているような捻転毛、そして波状毛と呼ばれているくせ毛で日本人のほとんどがこの波状毛のくせ毛であるとされており髪の毛が波のようにうねっている状態の癖毛で基本的にこの縮毛、連珠毛、捻転毛、波状毛の4種類に分類されています。

その中でも日本人が悩まされている波状毛についてわかりやすく書かせて頂きたいと思います。

波状毛の中にも何パターンかのパターンがあり、S字状の状態や細かいウェーブである場合もあれば大きなウェーブな場合もあります。

主な現象として湿気によって状態が変わり梅雨の時期になると髪の毛がゴワゴワになったり、膨らみやすかったり、汗で前髪がうねうねしたり様々なお悩みを目にします。

元々直毛の方でも、加齢により髪が細くなり弾力が低下することで、まっすぐな状態を保てなくなった髪のうねりが出てくることもあり、元々クセ毛の方は年齢を重ねるごとにクセが強くなっていく傾向があり、元々直毛でも出産や生活習慣など環境の変化で急にクセ毛になる人もいます。

そんな癖毛は、縮毛矯正をおすすめします!!

縮毛矯正にもメリット、デメリットがありますので次回の記事では、縮毛矯正について細かくわかりやすく書かせて頂こうと思います。

それでは、今回はこんなとこで失礼しますd( ̄  ̄)