ブリーチなしのダブルカラー (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

今回は、脱色剤について書かせて頂きたいと思います。

脱色剤は別名ライトナーと呼ばれおり、髪のメラニン色素を分解して明るくする作用がありブリーチなしダブルカラーと謳われておりブリーチ(脱染剤)より髪の毛にダメージを与えないのが特徴なのですが、ブリーチに比べるとメラニン色素を取り除いて明るくできる限界は14レベルまでで金髪まで色素を抜くことが難しく、すこし赤味が残ってしまいオレンジ黄色っぽくしか抜けないです。

それに対しブリーチは、ライトナーに対し酸化染料のパワーが強く今までの残留しているカラーの色素も分解することができるので、より明るくなります。

よくあるご相談でブリーチをしたくないが、出来るだけ明るくしたいと言うのであればライトナーを使うのは一つの選択肢だと思いますししっかりと色を入れたいと言うのであればブリーチが良いと思います!!

どちらもメリットデメリットがあるので髪の状態やどう言うデザインにしたいかで用途が変わってきます。

おしゃれ染めと白髪染めの違い (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

今回、おしゃれカラーと白髪染めの違いについてわかりやすく書かせて頂きたいと思います。

よくお客様から普通のカラーと白髪染めって何が違うの?ってご質問を頂きますので記事にする事にしました。

美容業界では、一般的に白髪染めをグレイカラーと呼びおしゃれ染めをファッションカラーと呼ばれる事が多いいです。

黒髪と白髪では、髪の色を構成している色素でメラニンという色素があるのですが黒髪と白髪では毛髪中のメラニンの量が全く違います。

わかりやすく説明すると、ファッションカラーとグレイカラーの違いは、カラーリング剤の中に含まれる脱色剤と染料のそれぞれの配合量が違います。

白髪にはメラニンはほぼ存在しないため、グレイカラーにはファッションカラーよりも染毛力の高い染料が使用されており多くの染料を髪に入れ込むことによって色を入れ込むのがグレイカラーで、それに対して黒髪にはメラニン色素が多く存在するので脱色剤で髪のメラニン色素を脱色してその上に染料で色味をプラスし、透明感や色のトーンを明るいカラーにするのがファッションカラーです。

通常のファッションカラーは、メラニン色素のある髪を明るい色に染めることを目的に作られていて色を抜くためのブリーチ力が高いのに対して染毛力が低くてメラニン色素のない白髪を染めるのに向きません。

一方で白髪染めは黒髪用のヘアカラーに比べて染料の含有量が多いいのですが、ブリーチ力が低いので明るさを出したい場合にはおしゃれ染めに比べると明るさが物足りなく感じます。

最近は、様々な研究で薬剤レベルが上がっており明るさも出しつつ白髪も染めるカラー剤も徐々に増えてきてます。

パーマの成分 ② (SoweSter汐留)

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前回システアミンについて書かせて頂きましたが、今回はチオグリコール酸について書かせて頂きたいと思います。

チオグリコール酸は昔から使われている一般的なパーマ液でしっかりパーマをかけたい時は”チオ”と言われており弾力があるメリハリのあるウェーブを形成で
一度かかるとパーマの持ちが良いのが特徴です。

パーマで使われる薬剤の中では、分子量が小さく、髪の毛の中に浸透しやすい事で強力で癖毛や広がりでお悩みの方がする縮毛矯正などにもよく使われており硬くてパーマがかかりづらい髪にもキレイにウェーブがでますし、頑固な癖毛もストレートになります。

元々チオグリコール酸は強い酸なので、アンモニアなどアルカリで中和されて使われるのが一般的でチオグリコール酸はアンモニア水のおかげで高PH高アルカリの強い効果のあるパーマ液になりました。

パーマのウェーブの形成力や縮毛矯正のストレート力は、アルカリ剤の濃度できまりますが同時にアルカリ剤の濃度が高い分ダメージの受けやすさに直結するので特に細い髪の毛の方やダメージを受けてしまっている髪の毛に対しては、使いどころを考えなければならないですし、慎重に使わなければ弱い髪の毛は耐えられなくなりチリチリになってしまったりパサつきが出ることもあります。

最後に前回のシステアミンと今回のチオグリコール酸を簡単におさらいをすると、”優しいシス”、”強くチオ”と覚えて頂けたら覚えやすいと思います!!

パーマ液の成分 (SoweSter汐留)

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前回パーマの仕組みについて書かせて頂きましたが、今回はパーマの薬剤の成分について書かせて頂きたいと思います。

パーマの1剤には、主にチオグリコール酸(チオ)システアミン(シス)とどちらかを主成分として出来ており、今回はシステアミンについて書かせて頂きたいと思います。

システアミンは、システインの分解生成物で化粧品分類にされており、チオグリコール酸やシステインに比べて髪の毛のダメージの原因になるアルカリをあまり必要としないため髪の毛に対して負担を軽減してパーマをかけられて、さらにアルカリが低い分、既染毛(すでにカラーなどをしている髪の毛)の色落ちが軽減されます。

前回の記事でも書かせて頂きましたが、髪の毛は、シスチン結合と言ってケラチンたんぱく質特有の側鎖結合で、ケラチン主鎖から横に伸び、何本ものケラチン主鎖同士をつないでいる結合で毛髪が成り立っているのですがパーマ剤1剤は、そのシスチン結合を切断して毛髪がロッドに巻かれたり、伸ばされたりすることによって、毛髪の形状が変化して軟化という現象がおこると説明させて頂きましたが、システアミンはチオグリコール酸やシステインよりシスチン結合の減少は明らかに少ないと研究で証明されており、ウェーブの形成に影響の大きい毛髪シスチン結合を効率よく還元しているとされておりダメージを引き起こしにくいことが示されました。

以上システアミンについて書かせて頂きました(^.^)

パーマの仕組み (SoweSter汐留)

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今回はパーマの仕組みについて書かせていただきたいと思います。

パーマのかかる仕組みは、毛髪の微細構造が密接に関係しているので、微細構造からパーマのかかる仕組みを説明します。

前回の縮毛矯正について書かせて頂きましたが、縮毛矯正やパーマの施術にはアルカリ剤を主成分とする1剤と臭素酸塩や過酸化水素を主成分とする2剤と言う薬剤が存在します。

1剤と2剤の働きをもう少し化学的にわかりやすく説明すると、毛髪の主成分はアミノ酸が集まって出来ているケラチンと呼ばれるタンパク質で形成されており毛髪内部には、コルテックスと言って毛髪の中間層部分で髪の内部を形づり、髪の毛の約90%を占める部分で髪の毛にとても大事な部位が存在するのですが、そのコルテックス内は毛髪の縦方向に沿った細長い微細繊維を形成している硬い部分とそれを取り巻くように存在する非定型の柔らかい部分に分かれておりどちらにも、シスチン結合と言ってケラチンたんぱく質特有の側鎖結合で、ケラチン主鎖から横に伸び、何本ものケラチン主鎖同士をつないでいる結合で毛髪が成り立っておりますが、パーマ剤1剤の有効成分であるチオグリコール酸やシステインは、水素を与えることで毛髪中のシスチン結合を切断し、1剤で切断されたシスチン結合は、毛髪がロッドに巻かれたり、伸ばされたりすることによって、毛髪の形状が変化して軟化という現象がおこりこの状態で2剤を作用させると構造が変化した状態でシスチン結合は再結合され硬化します。

このようなメカニズムでパーマは1剤で毛髪内のシスチン結合を還元して切断し、2剤で酸化して再結合させることでかかります。

最後にパーマの起源は、紀元前3000年と言われており、古代エジプトの貴婦人たちは、毛髪に湿った土を塗って木の枝などに巻き付け、天日で乾かし毛髪にウェーブを付けていたと言われており、2001年4月の化粧品基準の制定に伴い、化粧品(洗い流すヘアセット料)でもパーマと同じようなカールやストレートを得ることが可能となった現在まで歴史が非常に長い施術の一つです!!

縮毛矯正について (SoweSter汐留)

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前回癖毛の種類ついて書かせて頂きました。

今回は、縮毛矯正について書かせて頂きたいと思います。

いきなりですが、縮毛矯正とストレートパーマの違いはご存知ですか??

縮毛矯正もストレートパーマも化学の力を利用して髪の毛の内部を根本的に変化させる技術です。

縮毛矯正は強いくせをまっすぐにすることで、ストレートパーマはパーマを落としてストレートに戻したり弱い癖毛を自然に仕上げる施術です。

美容室で行う主な薬剤施術には、大体の施術に1液(First)2液(2nd)と呼ばれる薬剤が存在しており、この1液、2液での役割があり1剤の役割は軟化といって髪の毛を一度柔らかくして髪の毛に形をつけて2剤で酸化させてアルカリなどのダメージ物質を抜く役割があります。

さらに詳しく書かせて頂くと髪の毛は、ケラチンというたんぱく質が主な成分となっているのですが、このケラチンは複数のアミノ酸が複数の結合法則に従って結びつく事で出来ており、縮毛矯正ではこの複数ある結合法則のうちの1つシスチン結合と呼ばれる結合に対して働きかけており このシスチン結合は、複数ある結合法則の中でも強い分類に入る結合で、ケラチンの中でも最も多く含まれているシスチンと呼ばれるアミノ酸がつながっている結合で、 縮毛矯正はまず、このシスチン結合を1剤に含まれている還元剤を使用して切断させて髪にアイロンを使い、直毛になるように形成して2剤を使用してシスチン結合を再結合させる事で、髪が直毛の状態で維持出来るようになるしくみになっています。

縮毛矯正はアイロンを使用するだけで、ストレートパーマもパーマも仕組みは一緒なのです。

まとめて記事にすると混乱しそうなのでパーマについては、次回の記事でしっかりと書かせて頂こうと思います。

縮毛矯正は、アイロンを使用するのですが、ストレートパーマはブローのみでアイロンの使用はしません。

現在でこそ縮毛矯正は、高温アイロンの熱を利用して癖を伸ばしますが、ひと昔前はアクリルのパネルに、毛流を整えるように毛髪をはり付けるパネル技法、コームやストレーナーを用いて毛髪を伸ばすコーミング技法を経て現在、アイロンで縮毛矯正の施術を行なっているのです。

以上、縮毛矯正について書かせて頂きました。

癖毛について (Sowester汐留)

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 今回はクセ毛について書かせて頂きたいと思います。

クセ毛には先天的なクセ毛と後天的なクセ毛があり、 先天的なクセ毛は遺伝や毛髪の成長過程が関係しており、後天的なクセ毛は加齢やダメージが原因になります。

クセ毛には、縮れ毛と呼ばれるアフリカ系の方の髪質に多い縮毛、そして一本の髪の中に大きさの異なる膨らみがあり数珠のように連なっている連珠毛と一本一本の髪の毛がらせん状にねじれているような捻転毛、そして波状毛と呼ばれているくせ毛で日本人のほとんどがこの波状毛のくせ毛であるとされており髪の毛が波のようにうねっている状態の癖毛で基本的にこの縮毛、連珠毛、捻転毛、波状毛の4種類に分類されています。

その中でも日本人が悩まされている波状毛についてわかりやすく書かせて頂きたいと思います。

波状毛の中にも何パターンかのパターンがあり、S字状の状態や細かいウェーブである場合もあれば大きなウェーブな場合もあります。

主な現象として湿気によって状態が変わり梅雨の時期になると髪の毛がゴワゴワになったり、膨らみやすかったり、汗で前髪がうねうねしたり様々なお悩みを目にします。

元々直毛の方でも、加齢により髪が細くなり弾力が低下することで、まっすぐな状態を保てなくなった髪のうねりが出てくることもあり、元々クセ毛の方は年齢を重ねるごとにクセが強くなっていく傾向があり、元々直毛でも出産や生活習慣など環境の変化で急にクセ毛になる人もいます。

そんな癖毛は、縮毛矯正をおすすめします!!

縮毛矯正にもメリット、デメリットがありますので次回の記事では、縮毛矯正について細かくわかりやすく書かせて頂こうと思います。

それでは、今回はこんなとこで失礼しますd( ̄  ̄)

ヘアカラーリング剤の種類 ③ (SoweSter汐留)

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前回はヘアマニキュア、前々回はヘアカラーとカラートリートメントについて書かせて頂きました。

今回は、ブリーチ(脱色剤)について書かせて頂きたいと思います。

ブリーチとは、髪の毛の中に含まれているメラニン色素を分解し髪の毛の色を脱色して明るくすることです。

日本人を含むアジア人は多くの人は黒髪ですが、この黒さはメラニン色素と呼ばれている色素が欧米人に比べると多いいからだとされております。

わかりやすく説明させていただきますと一般的に頭皮から生えて出てきている髪の毛を毛幹と呼び、頭皮から生える前の髪の毛を毛根と区別します。

毛根で髪の毛が作られるのですが実は毛根で作られたばかりの髪の毛は元々、白く毛幹に出る前にメラニン色素が含まれるため髪の毛は黒く生えてきます。

日本人を含むアジア人の多くの髪の毛はメラニン色素の量が多いため黒く生えており、そのメラニン色素がほとんどないと白髪となって生えてくるのです。

欧米人の髪の毛はメラニン色素が少ないのでブラウンやブロンドのような髪色なのです。

ブリーチ剤は、パウダータイプとクリームタイプがありOXYと呼ばれる2剤の過酸化水素を混ぜて化学反応を起こし髪の毛に塗布していきアルカリにより髪の毛表面のキューティクルを柔らかくして成分が毛髪内部に浸透しやすくし、過酸化水素の酸化力を高めて毛髪の内部にあるメラニン色素を分解し髪の毛の色を脱色して明るくするのです。

ブリーチで髪をより白くするには、オキシの過酸化水素の配合量が高ければ高いほどより白くなります。

日本の薬事法では2剤である過酸化水素の配合量は、身体に使用する場合は6%までに規制されており海外では12%もあると言われておりますが、過酸化水素の%が上がるほど肌に対する負担が増えます。

以上、ブリーチ(脱色剤)について書かせて頂きました!

ヘアカラーリング剤の種類 ② (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

前回のブログ記事で主にヘアサロンなどで行うヘアカラーには、ヘアカラー、カラートリートメント、ヘアマニキュア、ブリーチがあると書かせて頂き前回はヘアカラーとカラートリートメントについて書かせていただきました。

今回は、ヘアマニキュアについて書かせて頂きたいと思います。

ヘアマニキュアは、半永久染毛料という化粧品登録の分類に分けられるヘアカラー剤です。

前回の記事でヘアカラーは1剤のアルカリ剤と2剤の過酸化水素が混ざり合い、髪の内部から染色をすると書かせて頂きましたが一方でヘアマニキュアは酸性の性質を持もちジェル状の物で単体で使用し、髪の表面に染色をする薬剤で酸性染料や酸性カラーとも呼ばれています。

ヘアマニキュアはコームを使用して頭皮に付かないように塗布していくため頭皮に薬剤がつかない分頭皮が荒れたり、痒くなったりしませんしカラー剤のジアミンの成分が一切配合されてないので、ジアミンによるアレルギーがありません。

髪の表面にコーティングする染料剤なので髪の毛にツヤをあたえたり、ハリコシを与えることができて低ダメージで染色ができカラーに比べてダメージが少なくて明るい髪の毛に使用することで、彩度の高いヘアカラーが再現できます。

↑のような通常のヘアカラーリング剤にはないメリットもありますが、ヘアマニキュアには、髪の毛の元々の色素を分解する力がなく髪の毛のトーンアップをすることはできないうえに頭皮に直接塗布をしない分根本の新生部が気になるのが早いと言うデメリットもあります。

以上ヘアマニキュアについて書かせて頂きました!

なんでもそうですがメリット、デメリットは必ずありますが今のヘアスタイルになにが必要か見極める事で最大限の効果があると思います。

ヘアカラーリング剤の種類 ① (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

 新年明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願い致します。

新年1発めは、ヘアカラーリングについて書かせて頂きます。

ヘアカラーには、主にヘアサロンなどで行うヘアカラー、カラートリートメント、ヘアマニキュア、ブリーチがあります。

今回は、ヘアカラーとカラートリートメントについて書かせて頂きます。

ヘアカラーは、別名永久染毛剤とも言って1剤と2剤という2種類で構成されており1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤、2剤の成分は酸化剤でこの1剤と2剤を混ぜることで酸化染料が発色しこれを髪に塗ると1剤の中のアルカリ剤が髪のキューティクルを開き髪の内部に浸透していき発色した染料の分子は結合して元より大きくなるという性質がり髪の内部に浸透した後は閉じ込められこうしてヘアカラーの色が髪に定着し色が出てます。

一方、カラートリートメント別名で塩基性カラーや除染性染毛料などと呼ばれる事があるカラーで塩基性染料が多めに含まれたヘアカラー剤です。

一般的なカラー剤はアルカリで発色をするのに対して塩基性カラーは、イオン結合の力で髪を染めヘアカラー剤のように、ジアミンのような髪や頭皮に負担になる成分は使われてないのが特徴ですがヘアカラーリング剤と比べ分子が大きくその分髪の毛の内部に浸透していかなく表面にしか付着しないのでヘアカラーリング剤と比べて色持ちがよくありませんが、ダメージフリーで色を楽しむことができます。

ヘアカラーリング剤、カラートリートメント(塩基性カラー)どちらもメリット、デメリットがありますが使い方によってはどちらもすごく良い効果を発揮すると思います。