パーマ液の成分 (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留豊里です。

前回パーマの仕組みについて書かせて頂きましたが、今回はパーマの薬剤の成分について書かせて頂きたいと思います。

パーマの1剤には、主にチオグリコール酸(チオ)システアミン(シス)とどちらかを主成分として出来ており、今回はシステアミンについて書かせて頂きたいと思います。

システアミンは、システインの分解生成物で化粧品分類にされており、チオグリコール酸やシステインに比べて髪の毛のダメージの原因になるアルカリをあまり必要としないため髪の毛に対して負担を軽減してパーマをかけられて、さらにアルカリが低い分、既染毛(すでにカラーなどをしている髪の毛)の色落ちが軽減されます。

前回の記事でも書かせて頂きましたが、髪の毛は、シスチン結合と言ってケラチンたんぱく質特有の側鎖結合で、ケラチン主鎖から横に伸び、何本ものケラチン主鎖同士をつないでいる結合で毛髪が成り立っているのですがパーマ剤1剤は、そのシスチン結合を切断して毛髪がロッドに巻かれたり、伸ばされたりすることによって、毛髪の形状が変化して軟化という現象がおこると説明させて頂きましたが、システアミンはチオグリコール酸やシステインよりシスチン結合の減少は明らかに少ないと研究で証明されており、ウェーブの形成に影響の大きい毛髪シスチン結合を効率よく還元しているとされておりダメージを引き起こしにくいことが示されました。

以上システアミンについて書かせて頂きました(^.^)

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