髪の毛の質感について Part2 (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSowester汐留豊里です。

前回のアジア人と欧米人の髪の毛の違いについて書かせて頂きましたが、今回も引き続きPart2を書かせて頂きたいと思います。

前回は、髪色について書かせて頂きましたが、、今回は質感について書いていきます。

次に実際、触って見ないと分からないことなのですが、アジア人の髪は大体、直毛で、毛髪の断面がほぼ円形に近くこれは髪が厚く、しっかりしているという印象を与える一方、欧米人の場合、髪質は直毛、波打つもの、カーリーなど非常に多様であり、断面の形状も円形、楕円形、扁平などが存在しており太さも一般的に、アジア人の髪は欧米人の髪よりも太い傾向にあり、アジア人の髪はしっかりとしていて、ボリュームがあるように見えることが多いです。

そして密度です。。。

  欧米人の髪はアジア人の髪に比べて一般的に毛髪密度が高く、より多くの毛髪が頭皮に生えていますが、個々の毛髪の太さはアジア人のものの方が太いため、全体のボリューム感に大きな差は感じられないかもしれませんし成長速度が全く違うと言う研究が出ており、アジア人の髪は成長速度が速く、一般に1か月に約1.5センチメートル成長すると言われており、欧米人の髪の成長速度はこれより若干遅い傾向があるとされております。

髪の毛一本、一本の太さが違うためパーマなども掛かりやすさなど曲りやすさにも影響が出ます。

アジア人の髪は直毛であることが多く、自然なカールが生じにくいです。反対に、欧米人の髪は自然なカールやウェーブが形成されやすいです。

以上、Part1、 Part2に分けて書かせて頂きましたが、人種によってこんなにも髪の毛が違いがあります。

髪の毛の質感について Part1 (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留 豊里です。

今回は、人種によって髪質が違うので僕の経験を元にした違いを書いて行こうと思います。

アジア人と欧米人の髪の毛には、いくつかの顕著な差異があり、違いは遺伝的な背景と地理的な要因があるとされており見てすぐわかるのが、髪色だと思います。

アジア人の髪の色は一般に漆黒や非常に暗い茶色が多いですが、これに対して、欧米人の髪の色は非常に多様で、ブロンド、ブラウン、レッド、黒などの広範な色調があり、ブロンドヘアと黒髪についての主な違いは、色素の濃淡とタイプで、髪の色はメラニンという色素によって決まっており、メラニンには、ユーメラニンとフェオメラニンの2種類があります。

黒髪の人は、ユーメラニンが非常に高濃度で含まれており、黒髪の多くは、濃いユーメラニンの影響を強く受けているためアジア人やアフリカ系の人々に黒髪が多いのはこのためです。

一方で、ブロンドヘアの人は、ユーメラニンが少なく、フェオメラニンが比較的多い傾向にあり、このフェオメラニンはより明るい色を髪に与えるため、その結果としてブロンドまたは赤毛となり、主に北欧など日照が少ない地域の人々に見られ、日光に対する保護が少なくて済むため、そういった環境に適応した結果と考えられています。

今回は、髪色について書かせて頂きましたので、次回は質感について書かせていただきたいと思います‼︎

白髪とカラーリングについて (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留 豊里です。

新年あけましておめでとうございます!!2024年一発目のブログを書かせて頂きたいと思います。

白髪の色抜けについて書かせて頂きたいと思います。

白髪が色抜けしやすいと感じたことはないですか?? 

髪の毛には、メラニン色素と言って髪の色を保ち保護機能を提供している部位がありますが、白髪はメラニン色素が失われた髪の毛で、年齢と共に、メラニン色素が失われているため、白髪は色素を吸収し保持する能力が低下して染料が髪にしっかりと結合しにくくなります。

白髪は、一般的に通常の毛髪よりも硬くて、脂質やその他の成分が減っていることが多く髪のキューティクル(外皮)が開きにくく、毛髪内部への染料の浸透が難しくなり白髪にはカラーが定着しにくく、また洗髪するたびに徐々に色が落ちやすいという性質があります。

白髪染のアフターケアとしてカラー保護用のシャンプーやトリートメント、その他のヘアケア製品を使用して色持ちを良くさせる工夫などをする事で色持ちが良くなります。

抜けやすいヘアカラー (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留 豊里です。

先日、お客様と話していてヘアカラーの色抜けについて話しており疑問に思う方が多いと思ったので書かせて頂こうと思いました。

経験された事がある方も多いいと思いますが、明るい色やピンク系や赤系の色味は色抜けしやすいです。

まず、明るい色ですが、髪を明るくする際には、髪のメラニン色素を脱色して色素を取り除く必要があり、この過程で髪の構造がダメージを受けるため、その後のカラーが落ちやすくなりさらに、明るい色は目に見えるカラーチェンジが大きいので、少しの色の変化でもすぐに目立ちやすいです。

ヘアカラー自体、他の施術と比べると分子が大きく、特にレッド系やピンク系のような鮮やかで明るい色の場合の色素は更に分子サイズが大きめで、髪の毛の色を変えるためには、髪の内部構造に色素分子を送り込む必要がありますが、分子が大きいと髪の内部にしっかりと定着しにくくなります。

更に赤色やピンク色は太陽光などの影響を受けやすく、色あせしやすい性質があります。

ピンクやレッドなどの髪色を長く保つためには、低刺激のシャンプーや水の温度を低めにして洗髪したり、紫外線から髪を守る事やカラーキープのためのトリートメントを使用するなどの工夫をして色素の流出を防ぐケアが重要です。

パーマと毛質について (SoweSter汐留)

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突然ですが、パーマが掛かりづらかったり、すぐ落ちたりする経験はありますか?

今回は、なぜパーマが掛かりづらいかについて書かせて頂きたいと思います。

 アジア人特有の直毛で硬く、太い髪はパーマ液が浸透しにくいため、パーマがかかりにくく髪の毛のキューティクルが非常に密に閉じている状態で、水分やパーマ液の吸収が悪いです。

直毛の人がパーマをかける際に苦労する主な理由は、髪の毛の構造とケラチン結合に関するもので、髪の毛が真っすぐである場合、その髪の毛はケラチンというタンパク質からできており、そのタンパク質の分子が髪の毛の軸に沿って非常に整然と並んでいてその結果、直毛は自然な形状が安定しており、それ自体が非常に抵抗力があるため変形しにくい傾向があります。

パーマ液を髪に適用する際、化学物質は髪の毛の強度のために重要な役割を果たしている二硫化結合(髪の毛のケラチン内の硫黄原子どうしを結ぶ結合)を一時的に断ち切り、髪の形状を変えることが可能になります。コイルの形で髪を巻き、パーマ液を適用すると、髪の新しい形状が設定されます。パーマの第二段階では、中和剤と呼ばれる別のケミカルを使用して、新しい位置で二硫化結合を再結合させ、変更された形状を安定させていくのですが、直毛の方や髪の毛が硬い方はその二硫化結合を断ち切るプロセスが難しくなり、髪の形状を変えるために必要な化学反応は、特に直毛で髪の毛が硬い方の髪の毛では効果が薄まります。

 髪の毛のケラチン分子間の結合は、パーマが持続するかどうかに大きく関わっており、直毛の人の場合、これらの結合は特に強く、その結果、ケミカルによって形状が変えられた後でも、元の真っすぐな状態に戻ろうとする傾向があり、パーマがかかりにくかったり、かかっても長持ちしなかったりする理由の一つです。

この時期のお悩み (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留 豊里です。

この時期になると静電気が発生しますよね。。

今回の記事は、静電気の原因&対策について書かせて頂きたいと思います。

髪の毛に静電気が発生する主な原因は、髪の乾燥で湿度が40%以下になると発生しやすくなり、冬場は乾燥しているため静電気が起こりやすく、ブラッシングによっても静電気が起こります。 

静電気は髪表面のキューティクルを傷つけ、髪の水分が流出しやすくなります。パサつきや毛先のもつれ、抜け毛などの原因になります。

具体的な原因としては以下の点が挙げられます。

摩擦などによって髪の毛が、スカーフ、コートなど他の素材と摩擦を起こすと、電子が移動し、髪の毛が帯電します。特に合成繊維との摩擦は静電気を発生させやすく冬場など乾燥で 空気が乾燥している時に空気中の水分が少なくなり、静電気が発生しやすくなります。

水分は電気を逃がす導体の役割を果たすため、湿度が低くなると、帯電した状態が維持されやすくなり特に自然な油分が少ない髪の毛でカラーやパーマなどの化学的処理を受けた髪ほど静電気が生じやすい傾向にあります。

静電気を減らすためには、保湿効果のあるシャンプーやコンディショナーを使うなど洗い流さないヘアオイルやヘアミルクなどをこまめに髪の毛に塗布をし髪の毛を保湿して上がることで髪に潤い&保湿をを与えてくれます。

髪がダメージになっている状態(SoweSter汐留)

キューティクルが破られると露出したコルテックス(髪の芯)がダメージを受けやすくなります。タンパク質が損傷したり、水分が失われて乾燥したりすると、髪の弾力が失われ、パサつきや脆さが増します。

3. 枝毛・切れ毛:頻繁に髪に負荷をかけることで、髪が弱くなり、枝毛や切れ毛が発生します。特にドライヤーやアイロンの熱によりタンパク質が変性したり、強く引っ張る力によって髪が引き裂かれることが原因になります。

4. 黄ばみ:髪の毛が紫外線などによりダメージを受けるとメラニン色素が酸化し、髪の毛が黄ばむことがあります。

これらの状態は、髪の毛に対する日々のケアや扱い方が影響を与えます。適切なケアを行うことでダメージを少なくし、健康な髪を維持することが可能です。

前回の続き (SoweSter汐留)

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前回の記事で加齢による癖やうねりについて書かせて頂きました。

今回は、縮毛矯正について書かせて頂きたいと思います。

縮毛矯正は、髪を美しく整えるための方法の1つで髪をストレートにし、扱いやすくする施術で、湿気で髪がパサつきやすい人には特に効果的で膨張を抑制し、くせ毛をコントロールしてくれて朝などのスタイリングの時間を短縮します。

縮毛矯正の効果は一般的に3~6ヶ月程とされその期間は輝きをもたらし、特にロングやミディアムの髪質に艶やかな質感をもたらします。

メリットも多いい反面、縮毛矯正の過程で髪は高温にさらされ、化学物質が髪の内部まで浸透するので髪にダメージが発生するのも確かですので縮毛矯正を検討されている方は、ダメージが出ても癖を伸ばしたいかなど色々な事を検討した方が良いと思います。

30代〜増えてくるお悩み (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留 豊里です。

今回は、お客様からくせ毛について質問頂いのたのでその事について書いて行きたいと思います。

お客様の中で特に30.40代のお客様からよく頂く質問で30代に入って急に癖や、うねりが出てきたとお悩みが寄せられるのですが、そう言ったお悩みに直面している方もいらっしゃるのではないですか?

癖毛になる原因は、さまざまですが主な原因3つで、カラーリングなどの薬剤施術の積み重ね、頭皮の乾燥、ホルモンバランスの乱れなどの要素が多いいです。

一つずつわかりやすく解説させて頂きます。

カラーリングの製品は化学的に髪のメラニン色素を除去または変更するため、髪の構造に影響を与えてしまい、髪の天然の保湿成分が失われ、髪を保護するカラクチン層がダメージを受ける可能性がありこれにより、髪の水分が蒸発しやすくなり、結果的に乾燥につながります。

頭皮の乾燥も髪のうねりを引き起こします。頭皮が乾燥すると髪に潤いが行き届かず、うねりや癖が出やすくなります。

生理周期や妊娠、更年期など、体のホルモンバランスが変化するときには髪の状態も変わることがあり髪が癖毛やうねりを持つ原因になります。

こう言った様に加齢と共に、どうしようもないような髪に毛の悩みが出てきます。

そう言った時に効果的なのが縮毛矯正で、縮毛矯正にも用途に合わせて色々なやり方がありますので今次回の記事で縮毛矯正について詳しく書いて行きたいと思います。

白髪染めについて (SoweSter汐留)

東京 汐留で小さな美容室の代表をさせて頂いてますSoweSter汐留 豊里です。 

お客様から良く頂く質問で白髪染めと通常のカラーリングの違いについて書かせ頂こうと思います。

白髪染めは、白髪をカバーする目的で作られており、より強力な成分を含み白髪にしっかりと色をつけることができる一方で、ヘアカラーは髪の色を変えるためのものです。

白髪染めとヘアカラーは、それぞれ特異な目的と特性があり白髪には、色素の少なさからカラーリングがしやすい一方で、色持ちが良いとは言えず、頻繁に染め直す必要があります。

一方で、ヘアカラーは髪の色彩を変え、新たな見た目を作り出します。

白髪染めと一般的なヘアカラーとの主な成分の違いは、カラーリング能力と白髪を覆う能力にあります。

ヘアカラーは一般的にアンモニア、パラフェニレンジアミン(PPD)、そして髪を漂白するための過酸化水素が含まれておりこれらの成分は髪の色素を一時的に変更し、新しい色を付けるのに十分な染色力がある一方で、白髪染めはより強い成分が含まれていて白髪に必要な強いカバー力を持つため、より強力な染料、より高濃度のアンモニアと過酸化水素を使用される場合がおおく白髪にしっかりと色を付けるために、髪の構造に深く浸透します。

近年は、科学技術が進歩しており明るめの白髪染めもでてますが、通常のヘアカラーリング剤に比べると白髪染めの薬剤は、暗めになることが多いです。